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商品ページ別転換率

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商品ページ別転換率

2015/10/28

商品ページ別転換率

久々のブログ更新ですが、今回はお付き合い先の通販サイトの商品ページの転換率を調べたタイミングもあり、商品ページ別の転換率について書きます。

商品ページ転換率は以下の公式で算出できます。

商品ページ転換率(%)=対象商品受注件数÷対象商品ページアクセス数×100

売れ筋商品ページの転換率は店舗平均よりも高く出ます。店舗平均が1%だとすれば売れている商品は、3%以上はあるでしょう。一方、売っていない商品も多く存在するため、結果店舗平均が1%程度に落ち着いているという具合ですが、そもそも商品ページベースで転換率を算出すると必然的にムダな経路が省かれるため、高く出やすいのが商品ページ転換率です。

 

商品ページ別転換率をなぜ調べたのか。

本来売れるであろうと見込んでサイト内での露出を高めているアイテムの動きが鈍かったため、その原因を探ることが目的でした。つまり、露出を高めるということ=アクセスが他の商品ページよりも高いにも関わらず、売れていないということは転換率が低いということを意味します。ですが、露出を高めているのにアクセスが集まらなかったケースも考えられますので原因究明のため、算出しました。

原因は様々考えられますが、そもそも商品自体がユーザーの支持を得られる商品ではない?価格:価値で価格が高過ぎる?商品は良いのに魅力が伝わっていない?値下げをするのを待たれている?等々あります。

ここで大切なことは、転換率は高いに越したことはありませんが、転換率の高低ではありません。

A、B、Cという商品があったとして比べてみましょう。

商品別売上=商品ページアクセス数×転換率×商品単価

A商品:アクセス数1,200、転換率1.0%、単価10,000円

B商品:アクセス数500、転換率3.0%、単価5,000円

C商品:アクセス数1,000、転換率0.5%、単価30,000円

上記の条件で売上を算出すると、A=12万円、B=7.5万円、C=15万円とCが一番売上を作ってくれていることになります。単価が高いアイテムほど、商品ページでの魅力の訴求、伝え方が重要になりますので転換率は低くなりがちです。

それでは、A、B、Cの粗利率が同じ場合、転換率が低いCが一番お店に貢献してくれています。ですが、Bの転換率からするともう少しアクセスを集めてあげれば売上を伸ばせそうではないですか?アクセスを500増やせれば理論上は、7.5万円分の増分売上を確保できますよね。

また、Aのアイテムがアクセスを集めているということはユーザーにぱっと見られた際に興味を持ってもらえるアイテムなのかもしれません。もしかするとお客さんを呼べるアイテムなのかもしれません。メルマガでAをプッシュしてサイトに来てもらい(メルマガ経由来店率アップ)、転換率の高いBへの動線を敷く。そして、レコメンドでCを見せて客単価アップを狙う。

このようにアイテムごとの役割を明確にして最適な集客策を駆使すれば売上の最大化が図れます。

 

※集客手法により転換率が異なりますので単純に上記の通りとはなりませんので予めご理解の上、ご参考ください。Yahooプロモーション広告では、転換率3%なのに、アフィリエイトのポイントバックサイト経由では0.01%ということもざらにあります。

 

是非、商品ページ別転換率を算出してみてください。意外と面白い気付きが得られるかもしれません。

 

 

 

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