ネットショップ本店の売上アップ
モールでの売上はあるが、本店の売上が芳しくないショップは多いのではないでしょうか。楽天で売上を作るのは比較的容易です。それは、楽天が見込客を集客してくれているから。楽天はCMを始め、各種広告媒体等を活用してネットでモノを購買する層を楽天市場に集めてくれているため、それらの確度の高いユーザーに対して楽天内で集客を行えば(パイを奪い合えば)良いだけなのです。
そうすると同じ労力でも楽天の方が売上が作りやすいため、楽天内での売上アップ施策ばかりに目がいきます。そして楽天である程度の売上を作ると自分達には【売る力】があると思い込み、同じような手法で本店に手を入れます。しかし、楽天のように確度の高いユーザーばかりではないWEB上ではそもそもの集客ができなくて売上が作れない。
すると”本店はダメだ。”となります。楽天が確度の高い見込客を集客してくれているという前提を忘れてしまうのです。楽天は固定費が高いという声がありますが、本当にそうでしょうか。彼らは、本店で集客ができないショップのために、楽天市場という器にお客さんを集めてくれているのです。時には、TVCFや雑誌媒体に高い広告費を支払って集客をしてくれているのです。
楽天は固定費が高いから本店は固定費も安いし、売価を安くして一物二価にすれば良いなんて単純な話ではありません。
本店での売上確保は、手間がかかります。しかしながら自店のお客さんとして育てることが可能です。モールに傾倒しているショップがあれば、今一度本店を大切にしてみませんか?
本店の集客ってどうするの?
本店のEコマースにおける集客手法を一度洗い出してみましょう。考えられるだけ出してみてください。もし以前にテストしたことがあればCPOを広告媒体別で出してみましょう。
SEO、ロングテールSEO、Yahooプロモーション広告(スポンサードサーチ、ディスプレイネットワーク)、Googleアドワーズ、リターゲティング、facebook広告、アフィリエイト広告、新聞、雑誌、FMラジオ、AMラジオ、TV、ファックスDM、メルマガ、Twitter広告、SNS、ブログ、サテライトサイト、紹介(クチコミ)、芸能人活用等々あります。
自社の平均粗利率から適正CPOを出してみてください。
そうすると費用対効果に合いそうな広告媒体は絞られてきます。SEO、ロングテールSEO、ブログ等の無料施策位しかできなさそうであればそれだけを徹底的に行うことです。
そして、目標の売上に対して、どの位のアクセス数があれば達成できるかを出しましょう。それが達成できるだけの集客策を講じるのです。
ある程度の集客が出来てからようやく商品力の分析を行い、MDを触ります。人がいない無人島でMDを触ったり、売場を触ったりしても意味がありません。
ちなみにモールのユーザーと本店のユーザーは、異なります。モールユーザーは通販に慣れており、通販経験値が高いです。価格に敏感です。本店はそうではないユーザー比率がモールユーザーよりも高い傾向があります。この為、売れ筋商品も異なります。この域に達してようやくモールとの距離感を勘案してプライシングを行うのです。
闇雲にモールと同様のやり方で走り続けないことが肝要です。スタッフが疲弊するだけですから。
最後に
本店強化は、自然検索強化策を。各ページにテキスト追加。自社だけではスピードが遅い場合はお客さんに協力してもらうこと!